カルチャーセンターの9月1回目のレッスン 9月9日の重陽の節句 〜菊のアレンジ〜 を行いました

9月に入り、暑さの中にも
少しずつ秋の気配を感じてきました。

いつもありがとうございます。

カルチャーセンター9月1回目のレッスンは

9月9日の重陽の節句をテーマに

「重陽の節句 〜菊のアレンジ〜」

を行いました。

五節句の一つ
(1月7日 人日、3月3日 上巳、
 5月5日 端午、7月7日 七夕、
 9月9日 重陽)で
陰陽思想で奇数は陽の数になり、
奇数の最大の9が重なるところから
「重陽」とよばれます。
旧暦で9月9日のころに
菊の花が咲く季節であることから
「菊の節句」ともよばれて
菊の花びらをお酒に浮かべて飲んだりして
無病息災や長寿を願います。

今回のデザインは
すだれで吸水性フォームをカバーしたベースに
菊の花をメインにアレンジしました。

コスモスやリンドウも入り
秋の感じも増します。

吸水性フォームからすだれの上部まで
高さがあってその分の茎の長さを調節して
入れていくのと、
すだれの面の部分をリボンで装飾するのが
今回はポイントで、

茎を並行にまっすぐ入れて四角いイメージの
アレンジでいつもと違った入れ方に
挑戦していただきました。

すだれの中の花材の葉や脇枝や茎の整理を
適度にしないと花材がだんだん入れにくく
なっていくのを
レクチャーでお伝えせず
受講生さまのこれまでの経験でおまかせで
制作に入っていただいたため、
実践しながら経験しながら
学ばれておられました。

受講生様の作品のご紹介を
させていただきます。
(お待たせしました。)

K Hさん

リボンの斜めのラインとすだれから植物への
垂直に伸びる目線の動きがシャープさが
引き立ちアウトラインが引き締まっています。

Fさん

メインの菊や秋の花のコスモスなど
それぞれの花が見えるような空気感のある
アップダウンの配置や見せ方が効いています。

K Mさん

四角いアウトラインのデザインの中でも
植物の曲線をきれいにいかしながら
空気感とやわらかな表情が出ています。

Iさん

グルーピングによりそれぞれの花の個性の
揺れる素材の動とかたまりの花の静の性質を
強めて生き生きとした感じが出ています。

Mさん

すだれのベース部分から伸びやかに高く
挿された四角いアウトラインと揺れ感のある
グリーンとバランスよく入っています。

Tさん

四角いフォルムの中に、右上から
左下へと目線がゆるやかに流れるウェーブ感と
コスモスの表情が優雅さを感じます。

完成までの道のりが長かった中、
集中して取り組み、リボンの装飾も
思い思いのデザインで工夫されておもしろく、
今回も楽しく和やかに
お花で季節を感じていただき
ご参加くださり
ありがとうございます。

9月もみなさまが
毎日お元気にお健やかでありますように。

花花ともちゃん